片麻痺患者に対するAFO構造の異なる手技の有効性
Efficacy of different techniques of AFO construction for hemiplegia patients: A systematic review 2019
背景・目的
AFOの効果は報告されているけど、信頼性、妥当性など議論は尽きない。
過去の文献をまとめて具体的で効率的なガイドラインを作れないか。
片麻痺患者に対するAFO介入研究で報告された有効性に特化してまとめる。
方法
MEDLINE、CINAHL、SCOPUS、PubMed、Cochraneから電子データベースから検索。
2000年から2015年を対象とした。
PEDroスケールを修正した11項目で評価して妥当性を評価。184件の論文から最終的には9件の論文が選択された
結果・考察
AFOの効率性の詳細や技術の質についてはかなりのばらつきがあった。
ばらつきと不完全なデータによりメタアナリシスでの知見の有効性が低下。
ケイデンスや歩行速度の改善につながると考えられる。
以下の質問に答えることで文献の質を向上させることができるかもしれない。
•AFO介入と比較するために最も適した対象条件は何か?
•装具に慣れるまでの必要な最少期間はどのでいどか?
•AFOのデザイン、剛性、アライメントの小さな違いはAFOの有効性に大きな影響を耐えるのか?
個人的感想
現状ではAFOの研究は多様性がありすぎて単純に比較することが難しいようです。
正確に比較をしてエビデンスを出すためには、まずは研究の質を向上していく必要があるがなかなか難しそうな状況みたいです。
歩行速度やケイデンスに関してはAFOの効果はあるようですが、専門家が集まって研究をしても現状はそのぐらいのことしか言えないです。
AFOのシステマティックレビューはまだ不完全
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